裏側で満たす

【デザフェス潜入レポ】とある女性大生が“表現の祭典”で見た景色

2024.06.05
  • 鈴木 樺恋

  • オバラ ミツフミ

  • でみたす!編集部

目次
INFORMATION
R11R
でみたす!編集部
本記事は、クリエイティブスタジオ・R11Rに所属するクリエイターに実施したアンケートをもとに製作されたコンテンツです。クリエイションにまつわる「気になるあれこれ」を明らかにしていきます。

クリエイターというと、その人独自の世界観があり、自分には到底手に届くはずのない才能をもった、輝かしい人間のようなイメージがありませんか。


まさに「ギフテッド」、神様が与えたプレゼントを存分に楽しんでいるような人間にしかなることを許されていないような。


たしかに、わたしたちがメディアでよく見るクリエイターは、そのような方が多いのかもしれません。


しかし、散歩中に挨拶するあの人も、お気に入りの定食屋の店員さんも、場所を変えれば1クリエイターかもしれません。


アートの世界に生きている人も、普段はそうでない人でも、この日は共に「表現すること」を楽しむ。その祭典の名が『デザインフェスタ』です。


2日間に渡るアートの祭典の一部始終を、編集部・鈴木がレポートします。

「表現したい!」がビッグサイトを埋め尽くす

たった16時間、しかし、濃密な16時間——。

 

表現の祭典「デザインフェスタvol.59」は、熱気が冷めやらぬまま、その幕を下ろしました。

 

『でみたす!』編集部の鈴木は初めてデザフェスに参加しましたが、この2日間を通じて、誰もが日常のなかで「表現したい」という欲求を抱えていることを感じました。

 

出店されたクリエイターさんには、普段はまったく関係のない生活をしているけど、「今日だけは表現できる」と参加されていた方もいらっしゃると思うんです。

 

日常生活で蓄積していった「表現したい」という欲求を、最小で1.8m×0.9mのブースに込める。

 

ひとつひとつのブースからは、ただの「販売ブース」という言葉では片付けられない、クリエイターの魂が感じられました。

 

魂のこもったブースが何百と並んでいるので、エリアに足を踏み入れた瞬間の気迫は凄まじいもの。来場者の期待と興奮も相まって、肌がビリビリと刺激されるほどの空気感です。

未来の推しは、すぐそばにいるのかも

開催2日目も、西正面入り口から入場します。ちなみに、入場口手前のセブン銀行は長蛇の列。購買意欲に散った同志の背中を目に焼き付け、覚悟を決めていざ、出陣です。

 

時刻は12:00。会場はすでに、たくさんの人で賑わっていました。開場から参加した1日目と比較すると、お昼はさらに人の密度が増していたイメージです。

 

一階はもちろんのこと、エスカレーターも人でギチギチです。このエスカレーターに乗るための待機列まで存在しており、「デザフェスの本気」が伺えました。

 

 

ショーステージで行われていたバトントワリングの公演も、見ての通りの盛り上がり。この公演をお目当てにしていたであろう人はもちろん、近くを歩いていて立ち寄る人もかなり多く、デザフェスでの出会いはこんなところにもあるんだなと感じました。

 

ここで出会ったアーティストが生涯の推しになった、なんて人もいそうですね。

 

このショーステージ、時間帯ごとに登壇するアーティストが違うのですが、アイドルからストリートピアノまでさまざまです。通りがかるごとに雰囲気が変わるので、近くを歩くたびに気分が上がります。

 

 

1日目にはまばらだったフリースペースも、コメントがみっちり。1日目と2日目で、たくさんの人々がアートを楽しんでいることが伝わってきました。

イベントの創意工夫、それもアートだ!

賑やかなショーステージの右横を通り抜けた先にあるのが、「Fエリア」。こちらには「R11Rブース」が出店しています。

 

1日目は運営チームの予想を超える大盛況でしたが、2日目の様子はどうでしょうか。

 

 

……うん、激混みです。

 

R11Rブースの前を通るには、歩行スピードを半分に落とさなければいけないほどの混雑ぶりでした。

 

ブース内にはR11Rグッズ用のブースと、参加クリエイター専用ブースがあるのですが、どちらも人でいっぱい。

 

向かいのブースとの兼ね合いもあり、ブース前には不用意に立ち止まってはいけないという緊張感が走っています。

 

ただ、しっかりと「暗黙の右側通行ルール」が施行されており、みなさんの適応力の高さを感じました。日本人ってすごい……。

 

 

初日から売れ行きが好調だったR11Rグッズは、こんな感じ。でもなんだか、少しだけ初日と印象が違うような……。

 

「実は、初日と2日目でレイアウトを変えてみたんですよ」。

 

そう声をかけてくれたのは、R11R代表の片口さん。なんでも、初日を踏まえた作戦会議で、グッズの魅力をさらに引き出せるようレイアウトを変更したのだとか。

 

初日のレイアウト

 

比較してみると、たしかにグッズの魅力が伝わりやすくなっていますね。1日目と2日目でも違いを生み出す創意工夫が見受けられ、出店されたみなさんの本気度が伺えました。

 

会場は人でいっぱいで、参加者からすると、なかなかクリエイターさんとはゆっくり話せないのが実情です。そこで、R11Rチームのみなさんに、編集部の鈴木がデザフェス2日間を駆け抜けた感想を聞いてきました。

R11R代表・片口さん

2日目は、参加してくださっているクリエイターの方も代わっているので、客層が変化しておもしろいです。全然雰囲気が違いますね。

 

デザフェスという多種多様な人がいらっしゃる場に参加したことで、新しくR11Rを知ってくださった方もいますし、しっかり爪痕が残せたのではと感じています。

 

また、イベントに参加するにあたって、社員にもこんな一面があったんだ!と気付くシーンがいくつもあり、社内としての一体感も深まった2日間でした。

 

次回は、今回よりもっとクリエイターさんの露出を増やせるよう、グッズ等の規模感を大きくして帰ってきたいです。

 

2日間ありがとうございました。

R11R代表・柿坂さん

今までR11Rとしてイベントに参加することが少なかったので、こうしてお客さまと実際に交流できる場がありがたかったです。「こんなにもグッズが売れるんだ!」という発見もあり、学びにもなりました。

 

今日は商品のレイアウトを変えてみたのですが、それによって手に取ってくださる方が増え、トライアンドエラーの大切さや、短い間でも努力をする必要性を改めて感じました。

 

対面で会ったことのないクリエイターの方とも、デザフェスを通して初めて会うことができたのも嬉しかったですね。対面だからこそできた話もありますし、こういった機会を自社としても積極的につくっていきたいです。

 

またお会いできる日を楽しみにしています。

R11Rブース総指揮・小池さん

2日間たくさんの方に楽しんでいただけて、まずはすごく嬉しいです。

 

「Y2K/Y3K」のテーマに沿って制作したグッズがすごく人気で、なかでもアクキーガチャが好評だったのが驚きでした。

 

全コンプする方や、推しイラストレーターが出るまで回しつづける方など、みなさんそれぞれの楽しみ方を見つけていて、「こんなニーズがあったんだ!」という発見も多かったです。

 

初めてのデザフェス参加ということで準備も大変でしたが、柿坂の手先の器用さが設営で活きたり、デザイナーの社員はすごく配置のセンスが良かったりと、まだ入社して日の浅い私ですが、R11Rスタッフの良さを深く知れた2日間でした。

 

今回のデザフェスはR11Rとクリエイターのつながりをみなさんに可視化してお伝えできた回だと個人的に思っていて。これを突破口にできればと考えています。

 

次回は今回よりさらにパワーアップしたテーマで、クリエイターさんの魅力を出していけたらと思います!お疲れ様でした!

 

運営のみなさまにお話を伺って印象的だったのは、デザフェスやクリエイターへの思いを語るみなさんの顔が、本当にイキイキとしていること!

 

R11Rのみなさんが今回のデザフェスに愛情と熱意をもって取り組んでいたのが、ひしひしと伝わって来ました。

こちらは設営で大活躍中の柿坂さんの様子です。背中の説得力がハンパない。

 

2日目は、ブースにいらっしゃるクリエイターさんも違うのだとか。2日目に参加されたクリエイターさんに、イラストに込めた思いや、実際にブースに立った感想を伺いました。

Z-Zさん

初めての参加でしたが、他のイベントとはまた違う、デザフェス独特の雰囲気を感じられて新鮮でした。

 

今回のイラストには、普段わたしが描いている5人組アイドルユニット「LIDOT」のうち2人を登場させました。アイドルコンセプト以外で初めてこの子たちを描いたので、挑戦的な作品になったと思います。

 

Y2Kテーマを初めて描いたのですが、電話というアイテムで時代の変遷をあらわしたりと、移り変わる「Y2K」を表現してみました。みなさんに伝わっていればとても嬉しいです。

 

デザフェスで普段関わらないような方とお話できたことが嬉しかったので、これからそういった方にも好きになってもらえるよう、日々精進します!

うた坊さん

「Y2Kって何?」という状態からのスタートだったので、実際に最新の雑誌を買ってファッションを学びました。

 

それも受け売りにならないよう、絵のなかでは自分の好きなテイストに落とし込んだり、より良いポーズを研究したりして、新しいけど私らしさもあるイラストにできたと思います。

 

慧子さんとのコラボイラストでは女子高生のモチーフはよく描いているのですが、あまりギャル要素を入れたことはなくて。ここでも自分の新たな一面を表現できました。

 

イベントに初めて参加しましたが、今まで自分と向き合って描いていたイラストが、みなさんにも愛されていることを実感できて、「誰かに届けられるように描く」という新たなモチベーションを見つけることができました。

 

見てくださっている方には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。

 

どちらのクリエイターさんのブースにも、お客さんが次々と来訪。普段直接会える機会が少ないからこそ、ファンの方もクリエイターの方も、嬉しそうにお話されている姿が印象的でした。

 

実はR11Rブース以外でも、この企画に携わっているクリエイターさんがデザフェスの会場にはいらっしゃるんです!

 

今回は、個人でブースを出されている旧都なぎさんにもお話を伺いました。

旧都なぎさん

Y2Kをテーマにイラストを描かせていただきました。普段の絵ではあまり取り入れたことないY2Kの要素を、ファッションやアクセサリーから感じ取っていただけると嬉しいです。

 

今回は個人ブースでの参加でしたが、R11Rグッズは初日完売するほどめちゃくちゃ人気でした。自分の挑戦をみなさんに認めていただいた気がして、とても嬉しいです。

 

次回もみなさんにお会いできるよう頑張ります!2日間ありがとうございました。

 

こちらのブースも、客足が絶えない人気ぶりでした。R11Rブース以外でも、R11R所属クリエイターの方が活躍されているのを見ると、なんだかこちらも嬉しい気持ちです。

 

クリエイターの方々からも、運営のみなさまからも次回に向けて前向きな言葉をいただきました。

 

次の参加でR11Rがどんな姿で帰ってくるのか、今から楽しみですね!

編集部・鈴木の「見たいブース、ぜんぶ見てきました」

R11Rの方々の濃いお話を聞き、ホクホクとした気持ちで帰宅……するわけにはいきません。「私のデザフェスは、まだまだ終わってない」。

 

せっかくのお祭りですから、まだまだ行きます。事前に見たいブースをリストアップしていたので、駆け足ですが回ってきました。

 

ここからは、編集部・鈴木の完全なる趣味!です。「行きたいところ全部行くツアー」をお送りします。

 

今回の目的は、PCに貼るステッカー探し。見ているだけでうるさいと評判のわたしのPCですが、さらに彩りを加えるべく、いざ出発です。

 

まず訪れたのは、「Eエリア」にある韓国のクリエイター『PERCENTAGE』さんのブース。こちら、初日に通りかかった際に一目惚れしてしまいました。

 

しばらく列に並んで手に入れたのはステッカーセット。他のグッズは売り切れが相次いでおり、人気の高さを感じました。

 

 

梱包のシールすら再利用したくなるほど、とにかくかわいいです。ゆるいタッチで描かれた幽霊ちゃん(?)が、なんともいえない魅力を醸し出しています。

 

「カワイイデス。ダイジニシマス」。

 

必死で伝えた感想は、嬉しさと緊張でだいぶカタコトでしたが、とりあえずいい買い物ができて大満足。忙しいなかでもお客さんひとりひとりに丁寧に対応する作者さんの姿が印象に残りました。

 

またいつか、デザフェスで再会したいものです。

 

さて、もうひとつのお目当ては、「おひげのポン」。西正面入場口から、向かって左奥の「Bエリア」にあります。

 

1年ほど前にポップアップで出会い、LINEスタンプを全コンプしてしまうほど、私はポンちゃんのことが好きなんです。あったかくてクスッと笑える絵本がとても素敵なので、みなさんぜひ読んでみてください。

 

ポンちゃんブースはBエリアに入ってすぐのところに位置しているのですが、目に入った瞬間、あまりにも良すぎて目眩がしました。

 

気になった方はぜひ、ブースの全貌を調べてみてください。

 

あまりのかわいらしさに、「このブースごとください」の言葉が口から飛び出しそうでしたが、わたしの目的はステッカー。

 

理性を必死で取り戻し、今回は「ゆずポンちゃん」ステッカーを購入しました。作者の「ポンさん」が目の前で商品詰めをしてくださり、感無量です。前から好きなんですとお話をしていたら、「記念にサインもしていますよ」とのこと。

 

そんなの、絶対ほしいじゃないですか……!!!実際に書いていただいたのが、こちらです。

 

 

リアルに泣きました。ポンさん、めちゃくちゃ優しかったです。これからも絶対に応援し続けます。

 

さて、実はこの2つのブースを移動している間にもかわいいブースを見つけ、名刺をいただいたり、ステッカーを購入したりしていると、時刻はすでに16時。

 

「もう時間がない!」ということで、駆け足で西4階の「暗いエリア」に行ってきました。

 

 

この暗さ、お分かりいただけたでしょうか。右半分が通常エリア、左半分が「暗いエリア」です。

 

比べてみると、照明が落とされ、かなり暗いのがわかりますよね。ただ、絶妙な調整がなされているのか足元はしっかり見えるので、安心して入れます。

 

 

「暗いエリア」だけあって、その暗さを活かせるよう、光るグッズや、ダークなイメージのブースが多い印象でした。妖しげな雰囲気は、まるで闇市のようです。

 

たくさん歩いて少し疲れが出ていたわたしですが、視覚的な変化が新鮮で、また元気を取り戻しました。気分転換にもおすすめですし、なんだか体感温度も他のエリアより涼しい気がします。

 

デザフェスのなかでも、より非日常を味わえる神秘的な空間なので、デザフェスに訪れた際には、ぜひ足を運んでいただきたいです。

 

ひとしきり会場を回ったところで、わたしのデザフェス巡りも終了!本日手に入れた戦利品はこちらです。

 

 

一期一会で出会った個性豊かなクリエイターの作品から、狙い澄ましたお目当ての作品まで、大豊作な一日でした。

 

これでわたしのPCも、さらにかわいく(うるさく)なっちゃいます。

みなさんの「表現したい!」、しかと受け取りました

わたしにとって初めてのデザフェス、開催前はドキドキでいっぱいでしたが、本当に素敵な2日間でした!

 

クリエイターさんと目を見てお話しできるので、作品に対する没入感が段違い。アートが好きな人はもちろん、今まであまりアートに興味のなかった人にもおすすめしたいイベントです。

 

今回わたしがご紹介したグッズはイラストがほとんどでしたが、デザフェスにはアクセサリーやファッションのエリアもあります。日常使いしたいお洒落アイテムから、普段目にしないようなフェチに刺さるアイテムまで、さまざまなものが揃っていました。

 

アクセサリーを買いにいく場としても、デザフェスは優秀なんです。

 

2日間デザフェスを満喫したわたしですが、みなさんの「表現したい」で詰まった空間は、予想以上に心地のいいものでした。

 

日常を円滑に生きていくために我慢する瞬間って、誰しもあると思います。

 

その歯痒さ、悔しさが、デザフェスではアートとなって昇華されていること。自分のなかで燻っていた感情が、カタチとなって手に取ることができること。それだけで、なんだか救われたような気がします。

 

デザフェスはあなたを批評しません。ぜひ、たくさんのクリエイションや、そこに詰まった感情を通して、自分を再発見してほしいです。

 

楽しみ方は、無限大。欲をいえばもう1週間ほど参加したいくらいですが、この名残惜しい気持ちもデザフェスの醍醐味なのかもしれません。

 

また次回のデザフェスで、みなさんに会えることを心待ちにしています。大声で言わせてください。

 

「表現するって、楽しい!!!」

鈴木 樺恋

『でみたす!』プロジェクトマネージャー・編集者。コンテンツの企画・製作を担当。画塾で絵を学んだ経験から、「描く側のニーズも満たすコンテンツづくり」を目指しています。

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